津軽活動記録

多趣味オタクの雑多な記録(ほぼ更新しません)

【2020年総括】今年の楽曲10選

はじめまして。津軽と申します。
 
早速ですが、毎年恒例となっている今年の楽曲10選について執筆していきたいと思います。
アニメ君なので、選定基準は【2020年に放送、放映されたアニメのOP、ED、挿入歌から1作品1曲まで】とします。
 
ちなみにこれまでニコニコのブロマガを使ってましたが、記事を執筆するいい機会ということで今回から移行しています。
 

ココロソマリ - 水瀬いのり

 
『ソマリと森の神様』EDテーマソングです。
非常に切なく、それでいて前向きになれるような曲調がとにかく好きです。
静かなピアノ伴奏から始まり、サビにかけてオケにドラムが混じる抑揚も良い。決して派手ではありませんが、耳に残る音楽に仕上がっています。
 
そして何といっても歌詞が素晴らしい。ソマリ役の水瀬いのりさん本人自ら書いた歌詞という点が、より価値を高めていると思います。
作品を視聴した方なら伝わると思いますが、ソマリのキャラクターソングと言っても過言ではないほど、彼女の心理に寄り添った歌詞となっています。
 
いつだって味方だった 見守っていてくれたこと ありがとう
 
 落ちサビのフレーズ、ソマリとゴーレムの関係性を思い出して涙せずにはいられないですね。

楽曲の強さ、歌詞の深さ、歌唱力、作品との関わり。総じて2020年屈指のアニソンと評せるでしょう。

 

MEMORIES FOR FUTURE - みらい(林鼓子)&だいあ(佐々木李子)

 
プリチャンセカンドシーズンはガチのマジで大好きなんですが、まさに作品の集大成となるような1曲。
『フレンドパスワード』の時は、未だ友達というものに対して自信を持てず、あくまでも心を開くパスワードを探していた”虹ノ咲さん”が、”だいあ”に対してパスワードもいらないと歌っている。
 
もう、これだけで号泣です。
 
虹ノ咲さんとだいあがバーチャルの垣根を越えて本当のトモダチになるというストーリーは、まさしくプリパラからずっと描き続けてきたシリーズの根底にあるテーマそのものだと思います。
 
そして、この曲の素晴らしい点はみらいと二人で歌唱しているところ。
虹ノ咲さんが前に進む勇気を得たきっかけには、間違いなくみらいの存在があって、二人には決して切っても切り離せない繋がりがあると思います。
 
  君が探す答え ”むかしむかし”になった日から
 
みらいの背中を見て、どんどん大きく成長していく虹ノ咲さん。相対するように自分の存在意義を失っていくだいあ。
この楽曲を聞いていると、セカンドシーズン終盤の胸を締め付けられるような展開と、最後に『本当のトモダチ』になれた瞬間を思い出してしまいますね。
 
歴代プリティーシリーズ楽曲でもTier1に入る一曲です。
 

SEA HORIZON - 海野高校ていぼう部

  • 作詞:深川琴美 作曲:ZAI-ON 編曲:ZAI-ON
  • TVアニメ『放課後ていぼう日誌』OP
 
ヤマノススメ』、『ゆるキャン△』などアウトドア系アニメのオタクとしては、ハマざるを得なかった『放課後ていぼう日誌』のOP。
個人的2020年のアニソンでドライブ中に流したい楽曲ランキング1位です。
 
最初は夏海に流されて釣りを始めた陽渚がどんどん釣りにのめり込んでいく、そんな”初心者ならではの楽しさ”が歌詞にも曲調にも現れていると思います。
 
真っ赤な太陽 沈む時間も 忘れちゃう? かもね!
 
自分も『ヤマノススメ』をきっかけに登山にのめり込んだ一人なので、この心情はよ~~~~く分かります。趣味アニメの醍醐味ですね。
すごく前向きで明るい曲ですが、どことなく寂しげな雰囲気も漂わせている点も気に入ってます。楽しい時間が終わっちゃうのが寂しい!って感情ですね。
 
新型コロナウイルスの影響による放送延期に、再開したと思えば聖地の芦北町が7月の豪雨で被災するなど災難続きとなってしまった本作。めげずに頑張ってほしいです。
聖地巡礼(舞台めぐり)のオタクとしても、芦北町はいずれ必ず訪れたい場所です。
 

Ready to - 影森みちる(諸星すみれ)

  • 作詞:rihoco 作曲:Jin Tanaka 編曲:R・O・N
  • TVアニメ『BNA ビー・エヌ・エー』OP
 
僕の人生に刻まれたアニメリトルウィッチアカデミア』の吉成監督が手掛けた新作アニメの主題歌。
 
イントロのクラップから多動全開に(?)なってしまいます。
歌詞と相まって、どんなことがあっても前に突き進む影森みちるのキャラクター性にマッチした楽曲だと思います。
 
BNAという作品は”変身”が大きな題材として選ばれており、人獣変態がモチーフとされています。
 
彩れ あなたらしくあれば いつだって何度でも変われる
 
サビで繰り返されるフレーズが印象的で、訳あって獣人となってしまったみちるが”あなたらしく”と歌うところに意義がある歌詞だと感じます。
あいつは人だから、獣人だから…そんなレッテルで、印象で、互いに対立する必要はない。現代の私たちにも通じる強いメッセージがあります。
 
余談ですが、翌年1月から2期の放送が始まる『BEASTARS』も、肉食獣と草食獣の対立構造から見事な社会風刺を描いた名作です。
同じTOHO animationということもあって、どちらも見たことない方には是非オススメしたい作品です。
 

HATENA - PENGUIN RESARCH

 
あまりにも面白かったのにあまりにも視聴者が少なかったことで有名な(?)ガンダムビルドダイバーズの最終OP。
 『ビルドダイバーズ(無印)』から合わせた実質4クール作品として、近年稀にみる重厚で壮大なストーリー展開と魅力的なキャラクターに恵まれた大名作なので、未視聴の方には強く視聴をオススメしたいです。
 
話は逸れましたが、そんな名作の最後を飾るOPとして、全く見劣りのしない名曲に仕上がっていると思います。
PENGUIN RESARCHさんの楽曲は、どちらかと言えば「ボタン」、「スポットライト」のような、いわゆる”堀江節”全開の切なげなメロディーラインの方が好みなのですが、これに限っては大好きです。
 
何のために 泣いたんだ 何のために 棄てたんだ
歌詞と作品のマッチ具合がとにかく素晴らしい。
つらい経験に一度は挫折した主人公クロトが再起し、「なぜ戦う?」という理由をシンプルに強く胸に刻んでいく様をなぞるような、激しく熱く胸にダイレクトに響いてくる一曲です。
またまた余談ですが、ビルドダイバーズRe:RISEといえば「リライズ」なども作品に寄り添った歌詞が素晴らしい曲で、本当に楽曲に恵まれた作品でしたね。
 

Theater of Life - 鈴木このみ

  • 作詞:ANCHOR 作曲:ANCHOR 編曲:ANCHOR
  • TVアニメ『デカダンス』OP
 
デカダンス』。このアニメーションは、2020年の括りを飛び越えて人生に深く刻まれた作品となりました。
視聴者の度肝を抜いた2話に始まり、魅力的な登場人物と息もつかせぬ熱い展開が数多のオタクから絶賛されていた夏は記憶に新しいでしょう。
またそんな名作『デカダンス』の素晴らしさを語る上で、この楽曲の存在は外せないでしょう。
 
アッパーなイントロから始まり、サビまで溢れる疾走感が正統派アニメのOP!!!って感じで大好きです。
少し古臭いぐらいがちょうどいい。どこまでも真っすぐな曲作りが作品のテーマにマッチしています。
 
難しい楽曲を歌いこなす、鈴木このみさんの歌唱力もずば抜けていますね。
 
誰かがいつか 同じ憧れをもって 辿り着く場所に先に行くんだ
 
歌詞は本当にどこを切り取っても天才です。作品とのマッチ具合という観点でも、一つのメッセージ性の強い楽曲としても本当に心打たれます。
皆さんも生きている実感が欲しくなったときは、この曲を聴いて元気を出しましょう。
 

センチメートル - the peggies

 

これも文句なしの選出です。2020年最強青春ソング
賛否両論の激しい『彼女、お借りします』でしたが、個人的には人生レベルで大好きな作品です。
 
特別じゃない今の僕にできること
 
葛藤し、時には全力で逃げ、目をそらし、それでも前を向かんとする人間臭い主人公の和也。そんな彼の心理描写が、歌詞に全力で表現されている点が素晴らしい。
楽曲を通してストーリー仕立てになっている歌詞の構成も素晴らしくて、牛歩でも確実に成長する和也らしさがよく出ていると思います。
 
楽曲も作品OPにマッチした、爽やかで甘酸っぱいバンドサウンド
the peggiesさんは「君のせい」から好きなのですが、タイアップ先に寄り添った楽曲を、バンドらしさを残して制作してくれるので本当に信用がおけますね。
是非、今後も定期的にアニメタイアップを担当していただきたい所存です。
 

サイン - 北風ふぶき(大西亜玖璃)、凩まふゆ(大空直美)、新谷りん(五十嵐裕美)、朝生祇なゆた(中村桜)

 
若干変化球気味ですが、『まえせつ!』1話のみ使用された特殊OPの楽曲からチョイス。
「ピッピッピハッピー」も可愛くて当然好きですが、夢に向かって頑張る無名芸人の女の子達を描いた作品の楽曲としては、個人的に「サイン」は更にマッチしていると思います。
 
星座になるんだと決めたんだ ピカピカ輝くと決めたんだ
 
「センチメートル」とはある意味似ているようで対照的で、とことん前だけを向いて、常識の壁に負けずに突き進む歌詞が、めちゃくちゃ刺さります。
なかなか評判の上がらない印象の『まえせつ!』ですが、「サイン」の歌詞を通して視聴すると違った感想も出てくるのではないでしょうか?(確かに漫才パートはお世辞にも面白くはないですよね。。)
 
作曲はオタクなら誰もが知っている神前暁さん。
この曲を聴いて、ハルヒの「Lost my music」を思い出した方も多いのではないでしょうか。
オタクなので、前向きで明るい歌詞なのに何故か泣きそうになっちゃうアニソンが大好きすぎる~~~。
 

リテラチュア - 上田麗奈

  • 作詞:RIRIKO 作曲:RIRIKO 編曲:伊藤 賢
  • TVアニメ『魔女の旅々』OP
 
これもとんでもないパワー楽曲
絶妙に形容しがたい独特な幻想的世界観。サビのメロディーラインは予想もつかず、それでいて癖になる。
 
2020年のアニソンの中でも、とりわけ個性が光る楽曲です。
 
上田麗奈さんの楽曲は全体的に世界観が独特で、ソロデビューしている女性声優でもオンリーワンの輝きを放っていると考えているのですが、本作も彼女だから歌える音楽に仕上がっていると思います。
RIRIKOさんの独創的な楽曲はランティスでも異彩を放っていると感じるので、今後もバンバン楽曲提供(もちろん本人歌唱も)をしてほしいところです。
 
嬉しいし不安だし 私だって必死だし 主人公になれていますか?
 
このフレーズがめちゃくちゃ気に入っているのですが、抑揚をつけるというシンプルな言葉では収まらない、圧倒的な表現力で感情を存分に込める歌い方は見事としか言いようがない。
”旅の魔女”ってどこまでも傍観者でしかないんですよね。『魔女の旅々』、作中に漂う物悲しさの理由。情緒的な回答になっている楽曲だと思います。
 

突破口 - SUPER BEAVER

 
最後の10曲目はハイキュー最新OPから。これも即決ですよね。
SUPER BEAVERさんは『ばらかもん』OP「らしさ」の印象が強く、それ以来に聞くなぁ~という感じでしたが、めちゃくちゃハマりました。
 
できるまで やればいいってこと
 
いや~~~~、ここでしょう。この曲は。
vs稲荷崎高校における最大の、更に作中屈指の見せ場といっても過言でない田中覚醒の名シーンが描かれる4期2クール目のOPとして、これ以上の歌詞は存在しません
2番を初めて聴いた日。田中の名ゼリフがほとんどそのまま登場したところで、本当に大声が出てしまいました。
1クール目OP「PHOENIX」を聴いた時は絶対に今年の10選入りすると考えたものですが、まさか後半が更に超えてくるとは予想してなかったです。
 
また、SUPER BEAVERさん達についても、「一度はメジャー落ちを経験し、その後諦めずに活動を続け、再デビューが決まった。」という経緯があるそうで、彼ら自身の楽曲にもなっているとのこと。
自分は決して大ファンというわけではありませんでしたが、こういうエピソードを知るとますます楽曲もアーティストも大好きになってしまいますね。
 

おわりに

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去年は10選ブログ書いてなかったみたいなので、2年ぶりの記事になります。
10選の時期は、いろんなオタクのいろんなアニメソング観を共有することが出来て楽しいですよね。
 
最近は登山・キャンプ・カメラと趣味が増えて視聴本数も減ってきていますが、来年もアニメオタクとして頑張っていきたい所存です。
 
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。